上条英男さんのこと

2006年2月20日　原宿アストロホールで行われた、上条英男さんの出版記念ライブに行ってきました。 私は外様だったから、そんなにご縁はなかったけれど、それでも初めての芸能界でお会いした強力なキャラクターとして、今でも忘れられない人です。 普段お世話になっている鍼の先生（代田橋鍼灸院）が、ある日「私の患者さんでキョーレツな人がいるんですよ」と話してくれたのが再会のきっかけでした。 「西城秀樹をスターにした人なんですって、知ってます？」 知らないわけがないじゃないですか！ 伝説のマネージャーと呼ばれた人、芸能界の一匹狼。 芸能人としてはろくなものじゃなかった私だけれど、この人と出逢ったのは、本当に財産だと感じます。 いろんな意味で。 12月10日のたかのやのライブにも来て下さって、すごくよろこんでくれて 「ブロウ（唸る事）が出来るのはすごい！若い連中にうなれ唸れというんだけど、なかなかできる奴がいないんだ、もっともっと唸れ！長唄なんかやるな、あれでロックンロールをやってくれ！」と彼なりの応援をしてくれて嬉しかったです。 そんなこんなだから、はりきって、出かけました。上条英男さん、ボスのライブに。 69歳のロックンロール。 相変わらずの支離滅裂ぶり。 腰を振り、キメまくり、ブロウ（うなり）しっぱなし、あざといテクニックだしまくり、わけのわからないカタカナ英語で ユー達元気か！OKEY！あそこまでテンション異常なのに、息切れ一つしない。 衣裳の段取りのかっこいいこと！それ以外の段取りの超わるいこと！ あのフロントマンぶり。破天荒ぶり。MCの滅茶苦茶なこと！ 一部はギターの弾き語りでカントリー。 歌は二部よりもこちらの「あざといほどのテクニック」の方がインパクト強かったっす。 今新しくプロモートしている女性歌手が二組。 こちらは申し訳ないけどぱっとしなかったです。 そりゃそうですよ、上条さんの後に出てきたら、どんなエンターティナーが出てきてもかすんでしまいますよ！ 二部は、若いバンドに上条氏ボーカルで、ロックンロール。 ビーバップアルーラ・ドンビークルー・クレイジーラブ・lonly blue boy　 懐かしい曲の数々の最後に「旅姿三人男」と来ちゃもう、たまりません。 今の私には大会社の社長さんもそこらのおっさんも一緒。 偉い人達のすぐ後ろで、ヒューヒュー言いながら、大笑いしてきました。 二十歳の頃教わったテクニック、全部見せてもらいました。 あの体をキュッとひねる技、どうやっても会得できなかったなぁ。 あそこまでコッテコテにやって、みっともなくない男は、ホント、彼しかないと思うわ。 本もライターを使わず、ご自分で書いておられますね。興味のある方、是非、買って読んで見てください。 上条さん、ボス、これからもお元気で頑張って下さい！http://office66.jp/producer/ 　　Zのクッパより